すでに、お白髪染めをされている方、
これから、お白髪染めをしようとしている方、
縮毛矯正とお白髪染めを一緒にされている方
ぜひ、ご覧ください。
とても重要な話になります。
少し長くて、少し難しい文章ですが、
ぜひ、最後まで、ご一読いただけたらと思います。
ヘアカラーを考えるとき、
私は大きくわけて、２種類に分類します。
①アルカリカラー
②ヘナ・マニキュア・香草系カラー
何の基準で分けるかというと、
髪が傷むか？髪が傷まないか？で分けています。
アルカリカラーは、
アルカリ剤でキューティクルを開き、
酸化染料と過酸化水素が髪内部で反応、
髪のメラニン（黒く見える色素）を脱色しながら、カラーをします。
一方、ヘナやマニキュア、香草系カラーは、
表面に吸着することで発色します。
この２つの大きな違いです。
一般的にカラーというと、
アルカリカラーを想像されるかたが多いように思います。
もう一方のヘナ・マニキュア・香草系カラー、
こちらは髪に負担をかけることがほぼないカラーです。
ですが当然、どちらのカラーにもメリット・デメリットがあります。
① アルカリカラー（酸化染毛剤）
【メリット】
色の選択肢が広い → 明るさや色味の自由度が高い
明るさ→ 黒髪を明るくしつつ、白髪も染めることができる
操作性→塗りやすい
【デメリット】
髪の負担が大きい → アルカリ剤・過酸化水素でダメージが蓄積
頭皮に刺激を感じることがある → 敏感肌の方には不向き
退色時の色味にムラが出ることも → 赤み・オレンジ・黄みが残りやすい
② ヘナ・マニキュア・香草系カラー（植物・酸性染毛料）
【メリット】
ダメージが少ない→ 髪を傷めない。定期的なカラーでもダメージが蓄積しない
頭皮に優しい → アルカリ剤・過酸化水素不使用で刺激が少ない
ハリコシ → 髪に負担をかけない、キューティクルの補強でハリコシが出る
【デメリット】
明るくできない→ 白髪は染まるが、黒髪のトーンアップは不可
染まり方に個人差が出る→ 髪質・染め方で、多少発色が異なる
色の選択肢が少ない→ アルカリカラーのように幅広い色味は出せない
※ヘナ・マニキュア・香草系カラーでは、染まる仕組み、
メリットとデメリットは多少異なります。
※当店の漢方草木染めは、香草系カラーに分類されます。
植物由来の天然成分を中心に配合されたヘアカラー剤です。
このように、
アルカリカラーは、
明るくしたい、色味も楽しんで染めたいかた向け、
ヘナや香草系は、
ダメージをさせたくない事を優先するかた向け、という傾向があります。
ここで、
サロンドグリーンの
お白髪染めの状況についてお話します。
お白髪は、出始める年齢、
白髪の量など、個人差がかなりあります。
ですが、お白髪染めは、
３０代から４０代のうちに始める方がほとんどです。
当店では、
アルカリカラーによる白髪染めは、ずっと以前からありますが、
漢方草木染め（香草系のカラー）を、
導入したのは、１５年ほど前になります。
１５年前というと、
２０００年代のカラーブームの時に、
２０代だった方が、
そろそろ、白髪を染めないといけないな・・・と、
思いはじめた時期と重なります。
当時の私は、２０００年代のカラーブーム世代は、
「白髪を明るく染めたい」というニーズのほうが、
圧倒的に多いと、予想していました。
香草系のカラーか・・・、
確かに、髪への負担は、ほぼゼロだけど、
最終的には、暗くなる。
きっとこれは、
そういった層には、あまり支持されないな・・・
と思っていました。
ですが・・・違いました。
導入から１５年。
今では、お白髪染めの場合、
アルカリカラーと香草系のカラーの割合は、３：７
この結果には、正直驚きました。
当店では、香草系のカラーを選ばれる方のほうが多いです。
これは、髪の色や明るさよりも、
髪の傷みが少ない、艶がある、ハリコシが出るといったように、
色より質感を重視する方のほうが割合として多い。
というニーズと比例するように思います。
特に３０代から５０代の女性は、
白髪が気になり始めたり、
髪質の変化を感じることが増える年代です。
そんな中で、カラーをしたいけれど、
「髪が傷むのが怖い」「敏感な頭皮に刺激が強すぎる」と、
悩んでいる方が多いのだと思いました。
価値観も、
その方の年齢によって、変わってくることがあると思いました。
ただ、うちのアルカリカラー、
ダメージはゼロではないですが、
ダメージを最小限にする努力は、限界までさせていただいております。
元の髪質やダメージにもよりますが、
カラー後のホームケアで、
アルカリカラーでもきれいな髪の維持は十分可能です。
前処理後処理、
カラー剤にトリートメントを添付するオプションコースなど、
安価でカラーだけするような専門の美容院より、
または、ホームカラーに比べたら、
アルカリカラーでも髪の状態は、大変いいと自負しています。
ですが、香草系のカラーの髪に比べると、
そこは、当然、劣ります。
根元アルカリカラー＋毛先香草系カラー
そして、こんなことも可能です。（オプションコースになりますが）
根元はアルカリカラー、
毛先は香草系カラーという感じの、
ハイブリッドカラー。
こんな、いいとこどりなカラーも、
サロンドグリーンなら可能です。
根元は、アルカリカラーで、
明るさや色味の選択肢もあって、
毛先は、色が落ちてきて、
少し落ち着かせたいというときがありますよね。
色を入れるのに、（明るさを落とす）、
わざわざ、アルカリカラーを選択しなくていいと、
私は思います。
わざわざ、髪にダメージを与えない。
そこは、香草系のカラーでいいじゃない。
と思うわけです。
ヘナや香草系のカラーで、
ダメージほぼゼロで、毛先の色を落ち着かせる。
髪の補強にもなる。
こういったことも可能です。
この2つのカラー。
染まる仕組みが全く違う、
カラー自体が違う種類のカラーですから、
それを違和感なく合わせるには、
相当の経験とカラーの知識が必要なんです。
また、うちは、ここ数年で、
縮毛矯正に特化してきた美容院といえます。
縮毛矯正時のトリートメントの知識や薬剤、
ノウハウを駆使して、
髪質改善カラーといったトリートメント効果の高いカラーコースも、
オプションとしてございます。
また、ハリコシなくなってきた方には、
天然１００％の超高級ヘナで、
髪を補強させていくことも可能です。
ここまで、長くてまとまりがない文章、
着地点がどこなのかよくわからない文章になってしまいましたが、
まとめ
お白髪染めって、これしかないですよ・・・
というわけではなく、
美容師側の知識や経験、
ニーズやお悩みに応えようようとする思いがあれば、
今あるものを最大限組み合わせて、いろいろできますよ。
という話です。
わたしは、
「白髪は染まっていればいいじゃん♪」
「年齢とともに髪も年取って、そりゃあ綺麗に見えないよね」
という考えの美容師ではございません。
髪のお悩みはそれぞれ、
同じ方でも年齢によってお悩みも変わってきます。
そのお悩みに対して、
髪のプロとして、どう向き合っていくか？行けるのか？
そのことを真剣に考えて、
そのために自分の時間を投資しています。
お悩みや願望など、お気軽にご相談ください。
最後に、縮毛矯正とカラーをされているかたへ
例えば・・・
・同じ美容院
・同じ担当美容師さん
・同じ薬剤
この３つの同じ条件で縮毛矯正したとします。
縮毛矯正の仕上がりに差が出るとしたら、
なにによるところか？
お分かりになりますか？
それは、縮毛矯正する前の髪の状態です。
髪の傷みが少ないほど、縮毛矯正の仕上がりはきれいになります。
髪の傷みが大きいほど、縮毛矯正の仕上がりはよくありません。
ここまで、読んでいただいたあなたは、
きっと、お白髪染めをされているかと思います。
若いころ、白髪染めを始める前と
いま、白髪染めを始めてから、
縮毛矯正のお仕上がりはいかがでしょうか？
白髪染めをするようになると、
カラーの回数が増える
加齢によって、髪自体も傷みやすくなる
このことから、
お白髪染めしている、エイジング毛の髪のほうが、
縮毛居旺盛できれいにすることが難しい
とされています。
ダメージの主な原因であるのは、
お白髪染めであることが多いです。
今回の記事でご紹介したように、
明るくはならないけど、傷まないカラー
アルカリカラーとヘナのハイブリッド
アルカリカラーでも髪のダメージを最小限にするカラー
など、
お白髪染めをしていても、
カラーのダメージを最小限にして、
きれいな縮毛矯正をすることは可能です。
以下は、サロンドグリーンで
縮毛矯正とお白髪染めをされている方の
縮毛矯正後の仕上がり画像です。
全て、仕上げは乾かしただけです。
※お客さまのごく一部です。
エイジング毛になったから・・・
白髪染めをしているから・・・
若い時と髪が変わったから・・・
縮毛矯正をしても、髪がきれいにならない
と、諦めないでください。
カラーの技術はもちろん、
縮毛矯正でも、高い技術とあなたのお悩みに寄り添う気持ちで、
いままでよりも、ずっときれいな髪に私たちがさせていただきます。
実際、Googleの口コミでも
☆4.9と、大変高い評価とお喜びの声を多数いただいております。
ぜひ、お一人でお悩みにならず、
お気軽に、ご相談くださいませ。
長い記事を最後まで、
ご覧いただき、ありがとうございます。
